好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
目の奥が笑っていなかった瑞樹くん。

だけど、今は少しだけ笑っているように見える。

関係が進んだ気がして、私は嬉しくなった。


最初は自暴自棄みたいな感覚で、瑞樹くんをこの部屋に連れてきた。

だけど、今は部屋に連れてきてよかったと思える。

瑞樹くんに私の好きなものを話せた。

受け入れられたとかは分からないけど、自分の好きなことを伝えることができて嬉しかった。


……それに。

女嫌いの瑞樹くんと少しずつ会話ができるようになってきた。


そういえば、さっき言いかけていた言葉はなんだったんだろう。

『僕は、』って言いかけていた言葉の続きはなんだろう。

いつか聞かせて欲しいと、そう思う……。
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