好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
……楽しいんだ。

自分の言葉を噛みしめる。

屋上で最上くんに、私の趣味がバレた時は怖かったな。

だけど、最上くんは興味津々で、私を否定することなんてなかった。

それどころか写真を見た最上くんは『笑顔が可愛い』って。

『楽しそうに笑ってる』って言ってくれた。

それがどんなに嬉しかったか。

自分を認めてくれる人がいるってどんなに幸せか。

その人のために私らしくいよう。

そう、思った、んだ……。


最上くんのために。

最上くんに、もっと、私のことを知って欲しい……、って。

その日から、最上くんが一緒にいてくれることが日常になっていって。

最上くんに触れられたときも嫌じゃなくて、むしろ安心して……。


って!

なんで、今、最上くんのことばかり考えてるの⁉

私は今、私にとってのコスプレについて考えていたんだけど……っ。

どんどんと顔が熱くなっていくのが分かる。


あれっ⁉

なんで、胸がドキドキしているの……?
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