好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「瑞樹くんなら世界一の美容師になれるよ」

「そこまで褒めてくれるの?」

「本当のことだもん。だって、見た目だけじゃなくて、内面から輝かせてくれるから」



私がそう言うと瑞樹くんは笑った。

顔をくしゃっとさせて笑う姿は、高校生らしくてなんだか親近感がわいた。

……私は瑞樹くんにメイクやヘアアレンジをしてもらって、嬉しかった。

それは、外見を可愛くしてもらったからだけじゃない。

心に勇気をもらったから……。

もっと、胸張って堂々と歩きたい。

学校で嫌なことされても、くじけない自分でいたい。

自分らしく輝いていたい。

瑞樹くんはそう思わせてくれたから……っ。



「はい。完成」

「わあ……っ」



あっという間に可愛い髪型に仕上げてくれた瑞樹くん。
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