好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「中学生の頃、コスプレイベントに参加している萌音を見つけたんだ」

「……?」

「俺、親父の影響でカメラが大好きでさ。初めて一眼レフを買ってもらって、写真を撮りに行ったのが、萌音がいた会場だった」



恭介が優しく微笑む。



「その中で萌音を見つけた。衣装着て、笑顔で堂々と歩いている萌音に惹かれたんだ」

「っ、」

「その日から、萌音のことが忘れられなくて。……一目惚れだった」



恭介はそう言って、私の唇からそっと手を離す。

その手は私の頬を包み込むように触れた。



「高校でまた会えたのは運命かと思ったよ。こうやって、話せていることにも驚いてる」

「きょう、すけ……」

「運命とか信じてなかったけど、運命ってあるもんなのかもな」



恭介が、私を見つけてくれていた……?

私たちが中学生の時から……?

じゃあ、私がコスプレをしていることも含めて好きになってくれたってこと……?
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