好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜

「……話変えていいか？」

「うん」



少し緊張感の漂う空気の中、恭介が話を変える。



「来月のコスプレのイベントに参加するのか？」

「あ、そうだ。さっき、その登録をしようと思って……っ」



私はベッドに置きっぱなしだったスマホを開く。

画面に申し込みのページが表示される。

この登録ボタンを押せば、申し込み完了というところで恭介が来て……。

さっきの告白を思い出してしまう。

恭介が気まずくなりかけた雰囲気を変えてくれたのに。

そんな私に気が付かないふりなのか、恭介は普段通りに話しかけてくれる。



「そのイベントに参加するならさ。俺、萌音のカメラマンやりたい」

「カメラマン……？」

「だめか？」



恭介がカメラマン……っ！

ぜひやって欲しい！