好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「僕、本気で萌音ちゃんのこと好きになっちゃった」



そんな私の心を読んだかのように瑞樹くんは微笑む。

今の私はたぶん、顔が真っ赤になっていると思う。


あの女嫌いの瑞樹くんが、私を好き……?

信じられない……。



「信じてくれるまでキスするから」

「んなっ⁉」

「絶対ダメ。瑞樹でも許さない。俺以外許さない」

「綾瀬は萌音から離れろ。萌音に触るな」



私は最上くんと恭介に腕を掴まれ、強制的に瑞樹くんから引き離される。


よ、良かった……。

助かった。

なんとか助かったかも……。

ちらりと瑞樹くんを見れば、腹黒そうな微笑みを浮かべている。



「僕の気持ち、信じてくれるよね?」

「……はい」



私の学校生活、これからどうなってしまうんだろう……。
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