好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
なんだか、アニメのネネちゃんみたいだな。

【転生したらイケメンに溺愛されました】じゃなくて、【同居したらイケメンに溺愛されました】って……。

……全然、笑えない。

私が、ネネちゃんみたいなポジションに立っていいはずがない。

それに私には、好きな人がいて……。



「萌音、行くよ」



えっ？　と思ったときには右手をぎゅっと掴まれていて。

最上くんが私の手を握って走り出していた。

私もつられて走り出す。



「最上くんっ⁉」

「絶対にあいつらに渡さないから」



最上くんは私に笑顔を見せてくれる。

その笑顔に胸がきゅん、となる。


私も、最上くんの隣にいたいです。

この気持ちを伝えたいと思うのに、伝えることが出来ない私ってなんなんだろう。


……伝えたい。

最上くんに、私の気持ちを伝えたい。


私、最上くんのことが好き……。
< 164 / 237 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop