好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
そして、ついに昼休みが来てしまった。
クラスメイトたちは教室でお弁当を広げ始める。
私は席から動けずに座ったままだった。
東雲さんの姿は……。
すでになかった。
中庭に向かったのかな。
最上くんに告白……、するんだよね。
「萌音」
名前を呼ばれて顔を上げると、最上くんがいつもと変わらない表情で立っていた。
淡々としている、そんな姿だった。
「中庭に呼び出された。……萌音は、どうして欲しい?」
「どうして欲しいって……」
「行ってほしくないか、行って欲しいか」
そんなの。
行って欲しくないに決まっている。
だけど、それを私が決める権利はない。
東雲さんの気持ちを止める権利もない。
告白の邪魔、したくもない……。
こんなときに自分の気持ちを伝えられない自分が嫌になる。
最上くんが好きだから、どこにも行かないで、って言えればどんなにラクなのか。
そんな私が出した答えは。
「行ってきて、いいよ」
クラスメイトたちは教室でお弁当を広げ始める。
私は席から動けずに座ったままだった。
東雲さんの姿は……。
すでになかった。
中庭に向かったのかな。
最上くんに告白……、するんだよね。
「萌音」
名前を呼ばれて顔を上げると、最上くんがいつもと変わらない表情で立っていた。
淡々としている、そんな姿だった。
「中庭に呼び出された。……萌音は、どうして欲しい?」
「どうして欲しいって……」
「行ってほしくないか、行って欲しいか」
そんなの。
行って欲しくないに決まっている。
だけど、それを私が決める権利はない。
東雲さんの気持ちを止める権利もない。
告白の邪魔、したくもない……。
こんなときに自分の気持ちを伝えられない自分が嫌になる。
最上くんが好きだから、どこにも行かないで、って言えればどんなにラクなのか。
そんな私が出した答えは。
「行ってきて、いいよ」