好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
私は椅子から立ち上がり、教室を逃げ出した。

恭介の私を呼ぶ声が聞こえたけど、私は聞こえないふりをして走った。

逃げたかった。

自分から逃げ出したかった。


走って着いた場所は、最上くんと初めて話した場所……。

屋上だった。

屋上の扉を開ける。

空は濁っているかのように、厚い雲に覆われている。

私の心を表しているかのような雲。

今にも泣きだしそうな空模様。


ぽつっ。

雨がひと粒、頬にあたる。

それと同時に、私も涙を流した……。
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