好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
だけど、私は、そんな1日……、で終わらせたくなかった。

最上くんに私の気持ちを伝えよう……っ。

と、覚悟してから数時間。


あっという間に夜になってしまった。

最上くんに話しかけるタイミングをうかがっていたら、いつもどうやって話しかけているか分からなくなってしまった。

というか、いつも話しかけてもらってばかりだった……。

そんな自分が情けなく感じながら、自室のベッドでモヤモヤと考える。


……最上くんの部屋に行ってもいいのかな。

でも、急に行ったら迷惑じゃないのかな。

いや、そんなタイミングをうかがっていたら、いつまでたっても自分の気持ちは伝えられないままだ……っ。


……行こう。

最上くんの部屋に行こう。

私は思い切って部屋を出る。

目指すは最上くんの部屋。


廊下は真っ暗だった。

まあ、夜遅いもんね……。

リビングの電気もついていないから、みんな寝ているのかな?

もしかして最上くんも寝ていたりして……。

そうだったら引き返すしかないか……。
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