好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
私はぎゅっとこぶしを握りめる。

自然と手に力が入ってしまう。



「その、」

「……うん」

「私、最上くんが好き、です」



心臓が破裂するんじゃないかって思うくらい、ドキドキしている。

最上くんを見ると、目を見開いたまま固まっている。

固まったまま動かない最上くんに、私はどんどん不安になっていく。

どちらも動かないまま、時が流れていく。



「えっと……、」

私が口を開いた瞬間、体が温かいものに包まれる。



「もが、み、くん……?」

「今の言葉、本当?」



私は最上くんの腕の中で何度も頷く。

本当だよ。

私、最上くんのことが好き……。


私を抱きしめる最上くんの腕の力が強くなる。
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