好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「俺も。……萌音のことが好き。大好き」

「っ、」



耳元で囁かれた甘い言葉に、これは現実なのかと疑ってしまう。

最上くんも私と同じ気持ちでいてくれてる。

それがすごく嬉しくて、幸せの感情があふれる。



「萌音」



最上くんがそっと私から離れる。

私の肩に最上くんの手が置かれたまま。私たちは見つめ合う。



「俺と付き合って欲しい」

「——っ。こちらこそ、お願いします……っ!」



大好き。

最上くん。

私、最上くんと付き合えるの?

っていうことは、私が最上くんの彼女……?

本当に?

実感が湧かなくて、ふわふわした感覚になる。

くすぐったい感情でいっぱいで、最上くんの顔をまともに見ることが出来ない。


視線を逸らす私。

最上くんはそんな私の体をぐいっと自分の胸へと抱き寄せる。
< 188 / 237 >

この作品をシェア

pagetop