好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「萌音は俺のものだから。……俺が大事にする」



最上くんの言葉に涙腺が緩くなる。

どんな時だって、最上くんはずっと私を大切にしてくれていたよ。

たくさん助けてもらった。

その優しい腕で、何度も守ってもらった。

今度は、私も最上くんを守りたいよ。



「私も。最上くんのこと、大切にするから……」



最上くんがぽんぽんと頭を撫でてくれる。

その愛しい彼の手は、私を温かく包み込んでくれる。

安心する温度っていうのかな……。

最上くんの心音も心地いい。



「萌音。……眠い?」

「んー……。少しだけ」

「寝る?」

「うんー……」



私がぽわぁっとした意識の中頷くと最上くんは、ぎゅっと抱きしめてから私から離れた。

そして、私の足が地面から離れる。

気が付けば最上くんにお姫様抱っこをされていた。
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