好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
意識すればするほど早くなる心音。

ど、ど、どうしよう……。

最上くんの顔がすごく近いっ。

目をつぶれば、顔の近さとか分からなくなるよね……っ。

そう思って私はぎゅっと目をつぶる。

最上くんの手が私の髪の毛に触れる。



「ねえ」

「……」

「誘ってるの?」

「えっ」



思わず目を開けてしまう。

そこには最上くんのきれいな顔が至近距離にあった。



「キス、していいってこと?」

「んなっ」

「目をつぶるって、そういうことだよね?」

「ちがっ、」



今日の最上くんにはドキドキさせられっぱなしだ。

私ばかり振り回されている気がする……。

だけど、それも悪くないと思ってしまう自分がいることが変な感じだ。
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