好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「萌音……。おはよ」

「おはよう。って、遅刻するよっ!」

「んんー? 今日、土曜日だよ……」

「え?」



そう言いながら最上くんは私の腕を引っ張る。

その反動で再びベッドに倒れこむ私。


あれ?

今日、本当に土曜日だっけ……?

曜日感覚を失った私に最上くんは、眠そうな顔で自分のスマホの画面を見せた。

確かにそこには“土曜日”と表示されていた。


私は『土曜日でよかった』という安堵感から、再び眠りの世界へと入っていった。

最上くんの腕に包まれながら寝るのはドキドキするけど、やっぱり安心する……。
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