好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「萌音ちゃんっ! ……萌音ちゃん! 起きて!」

「ふぇ?」



名前を呼ばれてゆっくりと目を開く。

そこに立っていたのは頬を膨らませている瑞樹くんの姿があった。

なんでここに……?



「萌音ちゃんっ! なんで柊斗なんかと寝てるの⁉」



私は目をぱちぱちさせて状況を確認する。

私の隣に寝ているのは最上くん。

ベッドの横に立っているのは瑞樹くん。

最上くんの隣で寝ていたのは私……。



「僕も萌音ちゃんと寝たい!」

「いやっ、これは……」



私は体を起こし、瑞樹くんに何とか説明しようとする。

だけど、どう説明していいのか分からない。

最上くんに告白しに来て、付き合うことになって。

そのまま寝てしまった……。


なんて言えるわけがないっ!

自分でもまだ実感が湧かないのに!

最上くんの彼女になったことの実感なんて……っ。

自分の顔が熱くなっていくのが分かる。
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