好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「萌音ちゃん、顔赤い……。柊斗に何かされた⁉」

「え、いや……」

「柊斗っ! 起きろ!」



瑞樹くんが寝ている最上くんの体をゆする。

すごい勢いでゆすられる最上くんがようやく目を覚ます。



「なに……?」

「柊斗っ! お前、萌音ちゃんになんかした⁉」

「んー。キスした」

「っ⁉」

「んなっ!」



最上くんの言葉に、私と瑞樹くんは肩を跳ねさせる。

なんで最上くん、そういうの、さらりと言っちゃうのかなっ。

恥ずかしさとかないのかなっ⁉

瑞樹くんは最上くんのスウェットの襟をつかんでゆすっている。



「抜け駆け禁止!」

「先に萌音に手を出したのは瑞樹でしょ。それに、俺たち付き合ったから」

「は、はぁぁああ⁉」
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