好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
瑞樹くんの叫び声が家中に響き渡る。

その声を聞いて、ドダバタと階段を上る音も聞こえてくる。

それと同時に部屋に入ってくる恭介。



「どうしたっ⁉」



恭介の言葉に瑞樹くんが反応する。



「萌音ちゃんが、柊斗に汚された……っ」

「はっ⁉」



いやいや……っ!

変な誤解が生まれるからやめてくださいっ、瑞樹くん!

私は恭介に向かって、ぶんぶんと首を横に振る。

私は最上くんになにもされていません……っ。

……キス以外は!



「萌音は俺の彼女だから」

「えっ⁉ ……本当なのか?」



恭介は信じたくない、というような目で私を見てくる。

だけど、ここで隠す必要もないから、私は2人にちゃんと話そうと思った。



「うん。私、最上くんに告白した」

「っ、」

「……」

「それで、付き合うことになった」



瑞樹くんと恭介の気持ちに応えられなくてごめん。

だけど、私は最上くんのことが好きなの……。
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