好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「萌音のライオンヘアも可愛い」



……それ誉め言葉じゃないよ、最上くん。

最上くんの言葉が1番ひどかった。

心に刺さる言葉だったよ……。



「あ、萌音。今日はデートだからね」

「え?」

「ってことで、2人は部屋から出てって」



最上くんはベッドから下り、瑞樹くんと恭介を部屋から追い出す。

私は乱れた髪の毛を手ぐしで直しながら、最上くんの様子をうかがう。

最上くんは少し大きめの箱を取り出した。

そこからメジャーを取り出し、私に言う。



「服、脱いで」

「えっ⁉」

「脱いで」

「な、な、なんで⁉」



私は思わず自分の体を隠すように抱きしめる。

そんな私の腕を最上くんは掴み、ベッドから半ば強制に下ろし立たせた。
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