好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「やっぱり、脱がないで」

「え?」

「洋服を脱がれると、いろいろ困るから」

「えっと、」

「服の上から採寸する」



最上くんはそう言って慣れた手つきで採寸を始める。

さっき言っていた、いろいろ困るって、どういうこと……っ?

私も洋服を脱がなくてよくなったことには安心したけどっ。

それに、最上くんが近い……っ。

採寸ってこんなに密着するものなの⁉

ウエストとかのサイズ、全部最上くんにバレちゃうじゃん……っ。

私は恥ずかしさに耐えながら、採寸が早く終わることを祈っていた。



「……採寸するだけなのに、緊張する」

「そう、だね」

「萌音のこと襲いたくなる」

「っ⁉」

「だから、服は脱いじゃだめって言ったの」



そ、そういうことだったのね……。

私は最上くんの言葉ひとつひとつにドキドキと動揺を隠せなかった。
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