好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
いきなりの申し出に戸惑った。

フォローされるのが嫌とかではなくて、私のことをフォローしてくれるんだ……、と、なんだか応援されている感覚になった。

身近で応援してくれる人がいなかったから、私は嬉しくて頬をほころばせる。



「フォローして欲しい!」

「うんっ。フォローする!」



東雲さんはブレザーのポケットからスマホを取り出し操作をする。

しばらくしたあと、私のSNSアカウントをフォローした画面が表示される。



「ありがとう……!」

「こちらこそっ。……SNS見たけど、今度のイベントはネネちゃんの衣装で行くんだね!」

「そうなの! 最上くんが作ってくれたんだよ!」



言い終わってハッとする。

言ってはいけないことを言ってしまったと、思わず両手で口を押さえる。

恐る恐る隣の席に座っている最上くんを見ると……。

優しい表情をしていた。

あまりにきれいに微笑んでいるから、私は口を覆った手を下ろす。
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