好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「シュウくん、洋服作れるの?」

「うん」



躊躇いもなく頷く最上くんに、びっくりしてしまう。

だって、洋服が作れるってことは秘密じゃなかったの……?

目をぱちぱちさせる私に最上くんは微笑んだ。



「萌音専属だけどね」

「っ、」



最上くんの甘い言葉にくらぁっ、としてしまう。

東雲さんはそんな私たちを見てにやにやしていた。



「ようやく付き合ったんだぁ?」

「う、うん……」

「いつからっ? なんで教えてくれなかったのーっ」



東雲さんが自分のことのように喜んでくれる。

1か月前の私は、こんな日がくるなんてきっと想像していなかっただろうな。



「恋バナは……。その、最上くんのいないところでしたい……」

「きゃーっ! 恋バナ! もちろん、しよっ」



東雲さんは頬に手を押さえて、完全に興奮状態。
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