好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
そうだよ!

衣装があっても、イベントに参加できなければ意味がない!


私は慌ててスマホを取り出し、ホームページを開く。

あった……っ!

参加枠、まだある……っ!

それにカメラマンとして参加する恭介の申し込みもしなくちゃ!

瑞樹くんは一般参加でいいよね……っ⁉

参加枠が残っていたのが奇跡だった。

私は慌てて登録情報を打ち込んでいく。



「萌音ちゃんって、ちょっと抜けてるところがあるよね」

「まあ。そういうところも可愛いけどな」



そんな会話は私の耳には入らず、私は急いで参加申し込みボタンを押す。

と、登録完了……っ!



「できたよっ! これでみんなで参加できるね!」

「うん」

「おう」



私たちがほっと一安心していると、階段を下りる音が聞こえてきた。

目を移せば、そこには変身した最上くんの姿があった。



「シュウだ……」

「似合いすぎ」

「写真の撮りがいがあるな」



最上くんは少し照れたようにそっぽを向いていた。

そんな姿も、アニメのワンシーンのように見えて、私は大興奮だった。

明日、早く来ないかなぁっ。
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