好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「……萌音。入っていい?」



……最上くん。

今は会いたくない。

だけど、最上くんにはいつだって会いたい。

そんな矛盾する感情があふれて、私は返事が出来ない。



「入るね」



最上くんが扉を開ける。

暗い部屋の中、ベッドに腰掛ける私を最上くんは見つけてくれる。



「萌音。ごめん」

「……」

「傷つけたよね」



最上くんは私の前に立つと、ぎゅっと私を抱きしめてくれる。

力強い腕に、私は色んな感情があふれてくる。

寂しい。

離れたくない。

もっと一緒居たい……。



「萌音が大好きだから。こうして一緒に居るだけでも、理性が飛びそうになる」

「……」

「できることなら、萌音とずっと一緒にいたいよ」

「うん」



私を抱きしめる最上くんの腕が強くなる。

壊れるんじゃないかって言うくらい強く抱きしめられているのに、その力強さに安心する私。
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