好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「だから。高校卒業したら、また一緒に暮らそう」

「……ずっと、一緒に居てくれるの?」

「当たり前じゃん」



ずっと、一緒……。

……なんだかプロポーズみたい。

最上くんと離れるわけじゃなくて、これからもずっと一緒に居られると思うと心が温かくなる。

幸せの感情があふれてくる。



「最上くん。これからも、よろしくね」

「うん。こちらこそ」



私は最上くんの背中に手を回す。

ぎゅっと最上くんを抱きしめ返す。

その背中は思った以上に広かった。



「最上くん。大好き」

「俺も。……愛してるよ」

「——っ」



愛している。

その言葉に胸がぎゅっと掴まれて、最上くんを強く抱きしめる。
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