好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
ピンポーン。

ピンポーン。


何度も鳴らされるインターフォン。

私が出るまで鳴らされるのかな……。

そう思いながら、私はベッドから下りる。



「はーい」



私は恐る恐る、玄関のドアを開ける。

ドアの隙間から見えたのは……。



「最上くんっ⁉」

「遊びに来た」

「ひとりで?」

「うん」



私は驚きつつも、最上くんを部屋に入れる。

最上くんは『はい』と、レジ袋を渡してくれた。

思わず受け取って、袋の中を見るとジュースやお菓子がたくさん入っていた。



「ありがとう……っ」

「どういたしまして」



最上くんは私の部屋へと入っていく。

私は受け取った袋を、キッチンに置いて最上くんにクッションを手渡す。

これも恭介のお父さんが用意してくれたものだ。

荷物が少ない私のために、不自由がないようにといろいろ用意してくれた。
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