好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「どうぞ……。座って」

「うん」



なんか緊張する……っ。

最上くんと2人きりになることだってあるけど、こうして急に2人になると何を話していいのか分からなくなる。



「……一人暮らし、慣れた?」

「慣れない……。寂しいなって思うときもある」

「俺も。自分から言い出したけど、萌音がいない家は寂しい」



一緒だ……。

最上くんも同じ気持ちを感じてくれていることが嬉しい。



「だから、また遊びに来てもいい?」

「うん。最上くんに、遊びに来て欲しい……」

「たくさん来る」



最上くんが遊びに来てくれたら寂しくない。

緊張はするけれど、最上くんがいてくれるだけで全然違う。

もっと一緒に居たいって欲張りになる。


でも……。

今は、私が最上くんを独占できているんだよね。

そう思うと優越感があった。
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