好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「ほんと、萌音には調子狂わされる」

「え……っ」

「俺、入学式の日から萌音のことが好きだった」

「っ、」

「隣の席に静かに座る萌音が可愛くて、一目惚れだった」



……知らなかった。

柊斗くんがいつから私を好きでいてくれたのかとか、話してくれると思わなかった。



「それから、萌音と話す機会を探していて。……あの日、屋上で話せて、もっと好きになった」

「っ。しゅうと、くん……」

「萌音のことになると、冷静でいられなくなる」



そう言って最上くんは私にキスを落とした。

なんども降り注がれるキスに私はとろけていく。



「んっ、」



柊斗くんの手が優しく私に触れる。

髪、頬、耳……。



「んっ、」



くすぐったくて、身をよじってしまう。



「耳、弱いんだ?」

「——っ、」

「萌音。大好きだよ」



耳元で囁かれる甘い言葉。

私も柊斗くんのことが好き……。

私も、柊斗くんのことになると冷静でいられなくなるくらい。

好きすぎてどうしようもないんだよ。



Fin,
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