好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「瑞樹くん! また、機会があればお話してくださいっ!」

「ふふっ。機会って……。同じクラスなんだから、いつでも話そうね」

「ありがとう……。えっと、それじゃあ、また明日ね」



瑞樹くんに軽く頭を下げてから、小走りで最上くんのところまで行く。

これ以上、最上くんを待たせるのも申し訳ない気がする。

それに、最上くんも『話の続き』って言っていたし。

その話の続きを遮ったのは私なんだけど。



「……遅い」

「ごめんね」



それからの帰り道はずっと不機嫌な最上くん。

会話がない。

それならなんで一緒に歩いているんだろう。

こういうときって私から話しかけるべき?

このまま気まずいのも嫌だし……。



「あの、最上くん」

「なに?」



ご機嫌ナナメっ!

私には何がそんなに嫌だったのか分からないけど、そろそろ機嫌を直してほしいよ。
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