好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「えっと。昼休みに話したかったことってなに?」



そう聞いた瞬間、最上くんの表情がコロッと変わり、ぱあぁっとお花が咲いたかのような笑顔を見せた。

最上くんが道端で立ち止まるから、私も自然と足を止めてしまう。


えっ、なに?

そんなに話したかったことなの?



「萌音」

「は、はい」

「俺と一緒に暮らそ」



ん?

今、なんとおっしゃいました?

俺と一緒に暮らそう、って言った?

もしかして、私の聞き間違いとか?


あーっ。

そうだよね、うん、絶対そう。

私は最上くんの放った言葉は空耳だったと自分に言い聞かせ、再び歩き始めた。
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