好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
私はメモ用紙に再び目を落とす。

最上くんからのお手紙……?

なんて書いてあるんだろう。

私は先生に見つからないように、教科書を見ているふりをして小さなメモ用紙を開いた。


整ったきれいな文字が目に飛び込んでくる。



『好きだから』



好き?

思わず手紙と最上くんを交互に見てしまう。

そんな私に気づいた最上くんは、一瞬で私から目をそらす。


先生の話を真剣に聞いています。

そんな雰囲気を出して、真っすぐに黒板の方向へと目を向けている最上くん。

その頬は少しだけ赤くなっているような気もするけど……。

でも、表情が読めない最上くんの心は全く分からなかった。

私は手の中のメモ用紙を見つめる。



『好きだから』



最上くんが、その透き通る声で私に向けて言っているような気がした。

好きってどういうこと……?
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