好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜

恋愛感情じゃないのは確実に分かる。

美少年の最上くんが、パッとしない私を好きになるはずがない。

パッとしない割に、個性ある趣味を持つ私のことなんか好きにならないよ。

っていうことは、さっきの話の続き？


好きだから友達なんだよ。

みたいな、そういう意味なのかな？


……分からない。

頭がごちゃごちゃする。

天然で不思議系美少年の考えることだからな……。

謎発言が出てもおかしくない。

あ、そもそも、私に向けた手紙じゃないのかも？

いや、でも『よんで』って口パクでも言われたのは事実だし……。


……分からない。

最上くんの考えていることは分からない。

簡単に好きって言える最上くんは、ある意味すごいと思う。

好きって言ってもらえたことは、嫌われているわけじゃないってことでいいんだよね……？

それならそれで嬉しい。

私は、メモ用紙を小さく折りたたんで、ペンケースに入れた。