好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜

友達がまたひとり増えて。

キーンコーンカーンコーン。

授業終わりのチャイムが鳴る。



「これで授業は終わりだ!」




先生がそう言って、教室を出て行った瞬間。

私は席を立ちあがり、急いで答えを教えてくれた彼の机の横に立つ。



「あのっ、」



勢いあまって、思わず彼の机に手をついてしまう。

バンッ、と大きな音が鳴り、教室中が静まり返った。


あ……。

クラス中の視線が私と男の子に集まる。



「なにあれ、喧嘩売ってるのかな……?」

「え……。あの、神楽 恭介に?」

「さすがにヤバいでしょ……」



そんなひそひそ声が聞こえる。


喧嘩を売る?

神楽 恭介に?

ヤバい……?


そんな声に疑問を覚えつつ、私は男の子を見る。

すると、男の子もこちらへ視線を向けて……。
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