好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
私の趣味は人に理解されがたいことだから、たくさんの人に、たくさん変な目で見られた。

そのせいかな。

人と関わることが怖くなって、人と関わることを諦めるようになったのは……。


友達を作りたくて、地元から離れた高校に通うことにしたけど、臆病になった自分を変えることはできなくて。

どうせ、みんな私の好きなことを知ったら離れていくんだって、勝手に決めつけていた。

自分から話しかける努力もしないで、今の生活に不満を抱えるだけだった。


でも、もっと話しかけに行けばよかった。

今のクラスには私の趣味に興味を持ってくれる人だっていた……。


……それに。



「私、神楽くんとお友達になりたいっ」



お友達になりたいって。

もっとこの人と話したい、仲良くなりたいって思える人ができた。


私は泣きながら笑った。

ぐしゃぐしゃな顔をしていてもいい。

それでもいいから、今は自分の気持ちを伝えたかった。


そんな私を見て神楽くんは口角を上げた。
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