好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「そうやって目的のためなら手段を択ばない女が1番嫌いだ。見るだ気で吐き気がする」

「っ、」

「僕の前から消えろ」



この場が凍った。

どうしよう。

受け入れてもらえなかった。

それよりも、これが本当の瑞樹くんの姿なの……?


今すぐ逃げ出したかった。

だけど、腰が抜けてしまって体が言うことを聞いてくれない。

そんな私を睨んだ後、瑞樹くんは靴を履いた。



「どこ行くんだよっ」

「外。僕が帰る前に、こいつ、家から出しておいて」

「おい、待てって」



恭介の言葉は瑞樹くんに届く前に、玄関の扉が閉まってしまった。

沈黙が続く。

これからどうしようとか、今は何も考えられない。

でも、分かることは、瑞樹くんは私を嫌っているということ。

学校で“友達”と言ってくれたその言葉は嘘だったってこと……。
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