好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
私なんかが踏み入れちゃいけない、瑞樹くんの心の世界はきっとある。

だから、私はこの家にこれ以上立ち入らない方がいいんじゃないかな。

やっぱり、大人しく地元に帰るべきなのかな。

分からないや……。



「とりあえず、リビングに入ろうぜ」



恭介がそう言ってリビングの中に入っていく。


……私は中へ入ることはできないや。

入ってしまったら、それを知った瑞樹くんはきっと嫌な思いをする。


動くことが出来ない私。

そんな私を最上くんに半ば強制的にリビングへ連れていかれた。

遠慮がちにソファに腰掛ける。

そんな私の隣に腰掛ける最上くん。

恭介がココアの入ったマグカップを目の前のローテーブルに置いてくれる。

だけど、私はココアに手を付けられずにいた。

恭介は向かいのソファに座り、3人で話し合うことになった。



「萌音はどうしたい?」



最上くんの問いに私は首を小さく横に振った。
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