好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜

「分からない。私のワガママで瑞樹くんに嫌な思いさせたくない……」

「なんで瑞樹が嫌な思いするの？」

「だって。瑞樹くん、女の子嫌いなんでしょ？」



女嫌いの瑞樹くんと一緒に暮らす。

あれだけ声を荒げていた瑞樹くんだから、私と一緒の空気を吸うことすら嫌だって思うかもしれない。

ましてや、一緒に暮らすなんて……。

そんなことできない。

私の都合で瑞樹くんが嫌な気持ちで毎日を過ごすことだけは嫌だ。


それでも、みんなと仲良くなれたら嬉しい。

独りぼっちの私に話しかけてくれた最上くん。

女嫌いでも私とも話してくれた瑞樹くん。

自分の弱い部分も話してくれた恭介。

そんな３人と仲良くしたい。

もっと一緒に過ごしたい。

いっぱいお話して、楽しい思いで作って、高校生活を彼らと楽しみたい。

そう思ってしまう私はワガママなんだろうか。