好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「こちらこそよろしくな」



恭介の言葉に涙がこぼれた。

私を受け入れてくれる。

それがなによりも嬉しくて、私は泣いた。

頭を撫でてくれる最上くんの手が優しくて心強くて、すごく安心した。



「今日の晩飯、どうするかー」



この場に似合わないような、恭介の明るい声。

恭介を見ると頬杖をついて、にやっと笑っていた。



「萌音、なんか作ってくれよ」

「え?」

「今日から、ご飯が楽しみだな」



じーん、と温まる心。

ここは笑って過ごさなきゃいけないと思うのに、恭介の言葉に涙が止まらなくて。



「うぇぇえんっ」



私は大声をあげて泣いた。

この家の住人として今日から新しい毎日が始まると思うと、感情があふれだしてしまう。

そんな私の体が突然、温かいものに包まれる。
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