好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
……そうだよね。

仲良くなりたいって一方的に思って、願っていても仕方ないよね。

どうやったら仲良くなれるんだろうって考えているだけじゃ、何も変わらない。

だったら、私が瑞樹くんに心を開こう。

大切なことを教えてくれた最上くんには感謝しかない。



「最上くん、ありがとうっ。私、出来そうな気がする!」

「うん。萌音ならできる」



力強い最上くんの言葉に私は背中を押された。

萌音ならできる。

私を信じてくれているような、その言葉が嬉しかった。



「そういえば、最上くん。お洋服作れるの?」

「え。……まあ、」

「どんな感じの洋服を作っているの?」



興味津々の私に最上くんはパッと目をそらす。

それからしばらくして、最上くんはスマホをズボンのポケットから取り出し、写真を見せてくれた。

おしゃれなレストランに行けそうなカジュアルスーツに身を包んだ最上くんの姿が写っていた。
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