好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜

「材料費とかは、ちゃんとバイトして渡すからっ」

「……分かった。そこまで言うなら」

「ありがとう！」

「でも、材料費とかはいらない」

「え、でも……」



衣装を作るとなれば、材料費だってかかるのに。

ネットで購入しようと思ったら、衣装は１万前後するんだよ⁉

それを最上くんにお願いするなら、材料費くらい払いたい……。



「俺の趣味の服作りに、萌音が材料費を払う必要はない」

「でもっ、」

「それに、俺が萌音にプレゼントしたいの」

「……っ、」



そこまで言われたら、何も言えなくなるじゃん。

最上くん、ずるいよ……。



「うん。任せて」



最上くんは私の頭を撫でて、笑った。

イベントも楽しみになるな……。