好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
「って、あ! 夕ご飯作らなきゃ!」

「……お腹空いたかも」



そうだよね……っ。

気が付けば最上くんと話し込んでいたし……っ!

今、何時⁉

って、もう8時じゃん!

急がなくちゃ……っ!



「俺も手伝う」

「ありがとうっ!」



私は慌ててリビングへと向かう階段を下りた。

最上くんは相変わらずマイペースに階段を下りていた。

……最上くんらしいな。


冷蔵庫の中身を確認した私は、今日のメニューを決める。



「今日はオムライス作るっ」



意気込んで作った夕ご飯。

オムライスが完成してテーブルに並べても、瑞樹くんの席だけは空っぽだった。
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