好きすぎてヤバい。〜秘密の終わりは恋の始まり⁉︎〜
翌朝。

いつもより早く目が覚めたから、今日は気合を入れて朝食を作ろうかな、なんて思って階段を降りる。


なにを作ろうかなー。

昨日、オムライスで卵をたくさん使っちゃったから、シンプルに焼き魚とか?

そんなことを考えながら、リビングに足を入れると。



「げっ、」



そんな声がソファから聞こえてきた。

パッと声のする方を見ると、制服姿の瑞樹くんがマグカップ片手に嫌そうな目で私を見ていた。


瑞樹くん、起きるの早いな……。

いつも、私が起きるころには家を出て行っちゃっているから、何時に起きているんだろう、とは思っていたけど……。

まだ4時だよ⁉

私がいつも起きているのは5時。

私のことが嫌だからって、起きるのが早すぎるよ……。



「おはよう、瑞樹くん」



瑞樹くんの起床時間に驚きつつも、朝の挨拶をする。
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