夏の大三角~恋~

でも、球が遅い。

竜二先輩がスマッシュをする。

でも、スマッシュの先には三星がいた。



「い、いつのまに!?」



部員たちがざわめく。

三星は待っていましたとレシーブした。

球が先輩の頭上をすり抜けて後ろまでくる。


スマッシュ!!


……と見せかけて、ドロップ。


鷲がシャトルを打ち返す。

あ!

三星は、まだ右にいるし、鷲はまだ前衛にいる。

左の後ろが、隙だ!


竜二先輩も気づいたのだろう。


左後ろの方にスマッシュする。



……決まった!!


< 15 / 94 >

この作品をシェア

pagetop