夏の大三角~恋~



「はぁ、なんか、寒くなってきたね。陸に上がる?」



三星が言う。

私も少し体が冷えてきた。



「そうだね。」



私も言って、岸に向かってバタ足をする。


満天の星空。


星たちが私の背中を押してくれるようだった。




——私は、今、一つ決意した。







鷲に告白する。








アルタイルの話を聞いていて思った。

私が、鷲の織姫になりたいなって……


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