君がいなくなった世界
小さい子が大好きなのと、トラックという単語が聞こえて声がした方を見る。

そこには道路を走っているトラックに向かって小さい歩幅でゆっくり走っている男の子がいた。

「危ないっ!」

思わず叫んで、気がついた時には体が勝手に男の子の方に向かっていた。

男の子の背中を押そうと手を伸ばした時、背中を押される感覚がした。

怖さで目を瞑っていて、何が起きたのか分からない。
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