君がいなくなった世界
体に衝撃が走ったけど、意識はある。
目を開けると、さっきとは反対側の歩道に男の子を抱きしめて座り込んでいた。
助かった……。
ホッとして、男の子に飛び出したらダメだよとだけ伝えて、別れる。
少し震えている足を手で掴みながら立ち上がろうとすると、誰かに肩をたたかれた気がした。
目を開けると、さっきとは反対側の歩道に男の子を抱きしめて座り込んでいた。
助かった……。
ホッとして、男の子に飛び出したらダメだよとだけ伝えて、別れる。
少し震えている足を手で掴みながら立ち上がろうとすると、誰かに肩をたたかれた気がした。