君がいなくなった世界
「おお、大正解!ちょっと時間ヤバいからもう行くね!じゃあ、また明日ね!」

そう言い残して今度こそ教室を出て体育館裏に向かった。

そこで待っていたのは川野翼。

地毛が少し茶髪で、誰にでも優しい優等生。

ルックスもいいからすごくモテる。

おまけに、私の幼なじみ。

「いつも頼み事は直接言うのに今日どうしたの?」

翼が私を呼び出す時は大抵頼み事。

なんか違うパターンの頼み事かな。
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