殿下が恋をしたいと言うのでさせてみる事にしました。婚約者候補からは外れますね
同じクラスの伯爵家の嫡男である男子生徒の邸で、誕生日会が開かれると言う事でクラスの全員が招待を受けました。パートナーはもちろんブラッドです。夜会には学園で交流のある先輩方も来ていました。
ブラッドとダンスを踊った後は、クラスの男子生徒からダンスに誘われたので、お受けして踊る事にしました。ブラッド以外と踊った事はなかったので緊張して、足を踏んでしまいました。
何人かと踊った後に、疲れてブラッドの元に戻ると、そろそろ帰ろうか? と言われました。いつもなら晩餐を取った後、お茶を飲み眠たくなる時間でした。
うん。と返事をして帰ろうとしたら、ウィルフレッド殿下が到着したとの事です。お会いして挨拶をするのも面倒だと思い、失礼ながら会場を抜け出し帰る事にします。