殿下が恋をしたいと言うのでさせてみる事にしました。婚約者候補からは外れますね

腐った目を取り替えたい……

 カテリーナとようやく会える! 朝からそわそわして落ち着かない。

「わざとらしくないが、おしゃれに見えて、感じが良くて、尚且つスタイルが良く見える服を用意してくれ」

 メイドにオーダーすると、グレーのスラックスとセットになっているベスト、薄いピンクのシャツを出された。

 ふぅむ、この鍛えた体躯がしっかりと分かる上でのタイトなシルエット、悪くない。ネクタイは紫か……若々しさの中にも洗練された紳士のようだ。さりげなくピンも付けておこう。


 スラックスに、シワがつかないように立ってカテリーナを待つ事にした。

 今日のお茶はカテリーナのストロベリーブロンドの髪に掛けて、ストロベリーティーを用意した。甘酸っぱい感じが恋を連想させる。まさにカテリーナと言う味だろう!

< 47 / 123 >

この作品をシェア

pagetop