殿下が恋をしたいと言うのでさせてみる事にしました。婚約者候補からは外れますね
カテリーナは表向きは明るく振る舞っているが、人との距離を取るようになった。優しい君はきっとみんなを巻き込みたくないと思っているのだろう。
今すぐ手を差し伸べたい……カテリーナをこの胸に抱きしめて、大丈夫だと伝えてやりたいのに。
だが、まだだ……! 証拠が揃わない。
昼休憩中にブラッドと協力して証拠を集める。小さなピースが重なり、ようやく確固たる証拠を掴み、犯人達に自供させようと思っていた時に、犯人達の姿が見当たらない。いつもはランチルームにいる時間なのに!
ブラッドと共にカテリーナが一人で休憩を取っている裏庭へと走る。嫌な予感がする。
嫌な予感は的中し裏庭に着いた頃には、地面にお尻をついているカテリーナの姿があった。